「今」動かせない「負動産」を収益化
空き家や空きスペースを活用した「民泊」
両親が亡くなって、住んでいた家を相続したけれど、どうするか心の整理がつかない・・・。
不動産会社に相談しても、売却しか勧められなかった。
このように「両親が他界して実家を相続した」や、「親が介護施設に入所しているので実家が空き家になっている」という方はとても多いと思います。
近年、日本全国で空き家の増加が深刻な問題となっています。2023年10月1日時点で、全国の空き家数は約900万戸、空き家率は13.84%に達しています。 このような状況下で、空き家を有効活用する手段として「民泊」を提案しています。私たちは、空き家を活用した民泊の可能性と、その具体的な方法について詳しく解説していきます。
空き家を活用して、「民泊化」するメリット
①空き家の収益化
不動産は所有しているだけで、固定資産税や維持管理費などのコストがかかります。
しかし、空き家を「民泊」として活用すれば、これらの負担を上回る収益を生み出すことが可能です。特に一軒家の場合、比較的少ない初期費用で民泊として運営を始められるケースが多くあります。
収益化が実現すれば、固定資産税や維持管理費などの出費をカバーし、さらなる収益を得ることが期待できます。
さらに、民泊として運営することで、空き家を継続的に管理する仕組みが整い、老朽化や放置によるトラブルを未然に防ぐことができます。加えて、観光客を呼び込むことで地域の経済活性化にも貢献できるため、空き家を活用することで得られるメリットは非常に大きいと言えるでしょう。
②建物の老朽化を防ぐ。
人が住んでいない空き家は、建物の老朽化が急速に進行します。床や柱が傷み、雨漏りが発生し、そのまま放置すると崩壊の危険性も高まります。
さらに、放置された空き家は異臭や倒壊リスクを伴い、周囲の住環境に悪影響を及ぼすことがあります。
しかし、「民泊」として活用することで、この問題を解消できます。
ゲストが利用するたびに清掃が行われるため、建物内部が常に清潔に保たれ、適切な維持管理が可能です。
これにより、老朽化の進行を抑えながら、空き家を有効活用することができます
③自由な運営スタイル
民泊としての運営は、従来の長期賃貸とは異なり、空き家を自分のライフスタイルに合わせて柔軟に活用できます。
例えば、繁忙期だけ運営したり、自身が利用する期間を確保したりといった運用が可能です。
さらに、民泊は観光客や出張者を地域に呼び込み、地元の飲食店や商店に経済効果をもたらします。
地域の特色を生かした宿泊体験を提供することで、地域ブランドの向上にもつながります。空き家が新たな価値を持つことで、地域コミュニティにもポジティブな影響を与え、周辺住民からも歓迎される運営が実現できます。
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私たちは空き家や空き部屋を利用した民泊を行う場合は「住宅宿泊事業」による民泊をお勧めします。
なぜかというと「簡易宿所」に比べ「住宅宿泊事業」のほうが初期投資額を抑え、比較的簡易に開業できるからです。
また、空き家を活用するということは、将来的に不動産を売却したり、居住することも考えられます。その際にフレキシブルに利用状況を変更できるのが「住宅宿泊事業」の大きなメリットです。
簡易宿所の場合、用途変更や大規模な改修が必要になるケースが多く、物件の転用や売却時に柔軟性が失われる可能性があります。
しかし、住宅宿泊事業であれば、一般住宅としての機能を保ちながら運営できるため、不動産としての価値を損なうことなく次の活用方法を検討できます。
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