「清掃なんて、どこも同じ」

そう思っているうちは、民泊は安定しません。

民泊運営の相談を受けていると、
「立地も悪くない」「価格設定も大きくズレていない」
それでもなぜか評価が伸びない民泊に共通している原因があります。

それが、清掃の質と清掃パートナー選びです。

民泊において清掃は、単なる“作業”ではありません。
ゲスト体験そのものを左右する、最重要工程です。

今回は、
「良い清掃パートナー」と「後々トラブルになる清掃」の見抜き方を整理します。


① 清掃品質は「見えないところ」で差が出る

良い清掃かどうかは、写真では分かりません。

  • リモコンの裏
  • 冷蔵庫のパッキン
  • ベッド下のホコリ
  • 排水口のにおい
  • ゴミ箱の底

こうした“ゲストが必ず触れる部分”にこそ、本当の差が出ます。

レビューでよく見る

「一見きれいだったけど、よく見ると…」

この一言で、評価は一気に落ちます。

良い清掃パートナーは、
「見える場所」より「気づかれにくい場所」を優先します。


② 「清掃時間」を聞いたときの反応で分かる

物件を見せたとき、必ず聞いてください。

「この広さだと、清掃は何時間くらい想定ですか?」

ここでの答えが重要です。

  • ❌「1人で1時間くらいですね」
  • ❌「慣れればすぐ終わります」

この返答は、要注意サインです。

良い清掃パートナーは、

  • 人数(何人で入るか)
  • 作業工程(清掃・洗濯・補充)
  • チェック時間(見直し含む)

を含めて、現実的な時間感覚で話します。

清掃を「早く終わらせる仕事」と捉えているか、「品質を担保する仕事」と捉えているか。

ここで、考え方がはっきり分かれます。

実際の清掃相場と「清掃行為」の落とし穴

実際に、ワンルーム程度の民泊清掃の相場は
1回あたり5,000〜7,000円前後が一般的です。

ここだけを見ると、「意外と安い」「これなら何とかなる」そう感じるオーナーも多いと思います。

しかし、この金額でカバーされているのは、
あくまで「清掃行為そのもの」であるケースがほとんどです。


清掃=床を拭くこと、ではない

民泊の清掃には、実際には以下のような作業が含まれます。

  • ベッドメイキング(シーツ・布団カバー・枕カバー)
  • 使用済みリネンの回収
  • 洗濯・乾燥・保管、またはリネン業者への手配
  • タオル類の補充・管理
  • 消耗品(トイレットペーパー・アメニティ)の確認
  • ゴミ分別・ゴミ出し
  • 備品の破損・不足チェック
  • 次のゲストを迎える最終チェック

これらはすべて、「清掃に付随する業務」ですが、実務上は清掃と切り離せません。

例えば5,000円で、どこまでやってもらえるのか?
問題はここです。
シーツは誰が用意するのか?
洗濯は清掃費に含まれているのか?
リネン業者を使う場合、その費用は別か?
ベッドメイキングは「1ベッドいくら」なのか?
タオル補充は誰の責任なのか?
この整理をしないまま「清掃費5,000円でお願いします」と契約すると、

想定外の追加費用が発生する「それは清掃の範囲外です」と言われる。
結果的にオーナー側の負担が増える
こうしたズレが、後々トラブルになります。

安い清掃が「高くつく」理由

仮に、清掃費:5,000円
洗濯・乾燥:コインランドリー代+移動時間
シーツ管理:オーナー対応
トラブル対応:オーナー対応

となると、金額以上に「手間と時間」がかかります。

民泊運営は、
「清掃費をいくらに抑えるか」ではなく、
「誰が、どこまで、責任を持つか」を決めるビジネスです。

良い清掃パートナーは「業務全体」を説明する

信頼できる清掃パートナーほど、最初からこう言います。
「この金額には、ここまで含まれます」
「リネンは外注すると、別で〇円かかります」
「ベッド数が増えると、時間も費用も変わります」

つまり、価格ではなく、設計の話をしてくるのです。

この説明がなく、「全部込みです」「とりあえずやります」は危険です。

そもそも清掃業者もやってくれる人材を見つけるのに一苦労しています。


③ トラブル時の「報告姿勢」を必ず確認する

良い清掃パートナーは、ミスを隠しません

  • 備品を破損した
  • 汚れが落ちきらなかった
  • 前ゲストの忘れ物があった

こうしたことを
「すぐ・正直に・写真付きで」報告してくれるか。

これは非常に重要です。

逆に、

  • 何も報告がない
  • 問題が起きてから初めて分かる
  • ゲストから先に指摘される

この状態は、遅かれ早かれ揉めます

清掃は“完璧”よりも、
情報共有できる関係性のほうが価値があります。



④安さだけで選ぶと、結局一番高くつく

清掃費を下げたい気持ちは、よく分かります。

ですが、

  • クレーム対応の時間
  • 再清掃の手配
  • 低評価による予約減

これらを考えると、安い清掃が一番コスト高になるケースは本当に多いです。

民泊は、「人件費を削るビジネス」ではなく「品質で選ばれるビジネス」です。
これは私たちが一番わかってほしい現実です。


まとめ|清掃は外注ではなく、パートナー

民泊運営において、清掃は

  • 下請け
  • 作業員
  • コスト

ではありません。

一緒に宿を支えるパートナーです。

良い清掃パートナーを見極められるオーナーほど、民泊は安定し、評価も自然と積み上がります。

もし今、

  • 清掃に不安がある
  • 清掃トラブルが続いている
  • これから民泊を始める予定

という方は、清掃を“後回し”にしないことが成功への近道です。

ぜひ一度私たちにお声かけください。

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