OTA(宿泊予約)サイトの利用法 【民泊のススメ】

みなさんこんにちは!
「民泊.hub in 九州」運営のKEEN(ケーン)です。
ブログ「民泊のススメ」第4回は、宿泊予約サイトの上手な使い方について書きたいと思います。

「民泊」を運営するうえで、「Airbnb」や「Booking.com」、「Rakuten Oyado」等の宿泊予約(OTA)サイトを利用されるオーナー様がほとんどだと思います。しかし、手数料が意外とかかってしまい、時には利益を圧迫することもありますよね?

なので今回は、「住宅宿泊事業」もしくは「簡易宿所」で民泊運営を行われるオーナー様に立ちはだかる壁「宿泊予約サイト」の上手な運用の仕方をわかりやすくご紹介します。

宿泊予約サイト

OTA(宿泊予約サイト)とは?

OTA(Online Travel Agency)とは、インターネット上で宿泊予約を受け付けるプラットフォームのことです

以前は旅行代理店や旅行雑誌からの電話予約等が主な予約手段でした。
しかし、インターネットが発達し、ネット上で24時間の予約が可能となってからは宿泊予約(OTA)サイトを通しての予約がメインとなり、今や予約手段の40%以上がオンラインからの予約となっています。

宿泊予約サイトの代表的なものには以下のようなサイトがあります。

  • Airbnb(エアビーアンドビー)
  • Booking.com(ブッキングドットコム)
  • RakutenOyado(旧楽天バケーションステイ)
  • じゃらんnet
  • Agoda(アゴダ)
  • Expedia(エクスペディア)

ただし、宿泊予約サイトを利用するとしても「住宅宿泊事業」(民泊新法)で運用されている民泊は掲載できないサイトもあります。そこで今回は「住宅宿泊事業」での利用できる宿泊予約サイトを3つご紹介します。

おすすめ宿泊予約サイトの特徴と使い方

■ Airbnb(エアビーアンドビー)

世界中の旅行者とつながる民泊プラットフォームといえば、Airbnb。
「口コミとSNS」の力で急成長。世界190カ国以上、数百万件の宿泊先を掲載するまでに拡大。
一般的なホテルとは違い、地域に根ざしたユニークな宿や体験を求める旅行者に人気です。
初めての民泊運営でも始めやすく、個性や物語を大切にしたいオーナーには特におすすめです。

  • 対象:個人旅行者、長期滞在者向け
  • 特徴:体験重視、ホストとゲストの交流重視
  • 手数料:ホスト側3~15%(プランによる)
  • 向いている宿:一軒家、長期滞在型、ユニークな内装の宿

ポイント:民泊初心者にもやさしく、地域体験やストーリー性のある宿に強いです。日本では

■ Booking.com(ブッキングドットコム)

オランダ発の世界最大級の宿泊予約サイト。
即時予約が主流で、価格重視のユーザーが多く、国内外問わず安定した集客力を誇ります。
とにかく予約を増やしたい、稼働率を上げたいというオーナーにとって強力なパートナーになります。

  • 対象:海外からの旅行者も多数
  • 特徴:即時予約が基本、価格重視のユーザーが多い
  • 手数料:約12%(プランによる)
  • 向いている宿:ホテルライクな対応ができる宿、価格競争力のある物件

ポイント:価格設定が命。レビューが良いほど検索上位に来やすい傾向があります。
また、多くのキャンペーンでの販促を行うことができるので、稼働率を上げたい方にオススメです。

■ Rakuten Oyado(旧:楽天バケーションステイ)

楽天グループが提供する日本国内向け民泊・簡易宿所の専門予約サイトです。
楽天IDとの連携やポイント付与があるため、楽天ユーザーを中心に安定した集客が期待できます。
特に日本人ゲストをターゲットにしたいオーナーに相性抜群のサービスです。

  • 対象:日本人の国内旅行者
  • 特徴:他の宿泊予約サイトへの店内が可能(楽天トラベルにも掲載可能)
  • 手数料:3%
  • 向いている宿:ビジネス客・観光客向けの立地、安心感のある宿

ポイント:手数料が楽天バケーションステイ経由なら3%と、他社の手数料率に比べると安いです。また、楽天市場との連携や、他のOTAサイトへの転載もできるので流入数も多いのが特徴です。しかし、サイト単体での流入数は少ないのが欠点かも。

宿泊予約サイトだけに頼るのはもう古い?自分だけの予約サイトを持とう!

宿泊予約サイトは便利ですが、最大のネックが予約が入るたびに手数料が発生することです。
さらに、ユーザーの情報は宿泊予約サイト側に管理されているため、自分の顧客リストが蓄積されません。
「リピーターの囲い込み」や「自由な価格設定」「宿のブランド構築」には向いていないのが現実です。

そのため私たちは「自社サイト」からの予約獲得ができる仕組みづくりを提案しています。
これは、民泊経営で成功しているホストの多くは、自社予約サイト(公式ページ)での顧客の囲い込みを行っているからです。
つまり、一回目の予約は「宿泊予約サイト経由」で顧客を獲得し、それ以降は自社のサイトからのリピート予約に誘導する。
この仕組みを作ることで、より「上質な顧客」をリピーターとして獲得でき、さらに宿泊予約サイトへ払っていた手数料も削減できます。


実は、「民泊.hub in 九州」を運営している私達はもともと「WEB集客・制作業務」を行っていました。そのため、ホームページの作成や運用、さらにSNSを利用した複合的なWEBサイトのシステム構築には自信があります。以下にメリットを記載します。

【自社サイトのメリット】

  • 宿泊予約サイトに支払っていた手数料がかからない
  • より上質なゲストとの関係性を築ける
  • リピーターが付きやすい
  • ブランドイメージを伝えやすい
  • LINE公式やメルマガとの連携でリピート促進が可能
  • キャンペーンやクーポンも自由に発行できる

どんな予約サイトを作ればいい?

「民泊.hub in 九州」では、民泊オーナー専用の予約サイト作成をサポートしています。
例えばこんなページが作れます:

  • 宿のコンセプト紹介
  • 予約フォーム(カレンダー連動)
  • よくある質問
  • 周辺観光案内
  • お客様の声(レビュー)
  • InstagramやLINEへのリンク

つまり、宿泊予約サイトと並行運用することで「検索からの流入→公式サイトで予約」という流れを作ることが最も利益をつくりやすいのです。


まとめ|宿泊予約サイトの強み+自社サイトの自由度で最強に

OTAは集客力があります。ですが、最終的な利益を上げるには、自社サイトとの併用がカギです。

宿の「ファン」を増やすには、あなた自身の宿の魅力を100%伝えられる場所が必要です。
それが 自社サイト=あなたの宿のホームグラウンドなのです。

自身の民泊運営を成功させるため、この運用方法を活かしてはいかがでしょうか?
「民泊.hub in 九州」では、自社サイト作成のご相談も受けています。ぜひお問いあわせください。

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